お問い合わせはメール・お電話で

レンタルオフィス(シェアオフィス)のセキュリティーについて


こんにちは。
新宿の小規模対応可能な貸し会議室・レンタルオフィス「モバフ新宿アイランド」です。

今回は、レンタルオフィス(シェアオフィス)のセキュリティーについて、少しお話させていただこうかと思います。

key
早速ですが、セキュリティーは大きく分けて
① 物理的セキュリティー … 入退館・盗難防止等
② 技術的セキュリティー … 本人認証・ウィルス対策・暗号化等
③ 人的セキュリティー … 守秘義務契約・教育訓練等

この3種類から成り立っています。

それぞれの項目をレンタルオフィス(シェアオフィス)にあてはめてみましょう。

コンシェルジュ ① 物理的セキュリティー
⇒入退出制限管理や防犯カメラの設置、エリアごとの入室制限を設けるなど、「レンタルオフィス(シェアオフィス)」そのものの施設設備として整えているところが多いです。
⇒物理的セキュリティーの内容=ビジネス用途では施設(商品)価値ともなります。

PC
② 技術的セキュリティー
⇒昨今ほぼすべてのレンタルオフィス(シェアオフィス)で「無線LAN」環境を提供しています。(フリーアドレス)その利用の際の、ID/パスワードにおける「入居者のみアクセス可能」な対策はとられているようです。
⇒レンタルオフィス(シェアオフィス)は往々にして「環境の提供」を目的としておりますので、個々のパソコン等の端末や利用状況に応じてのセキュリティーは「個人の責任」「個人の技術」によるところが多いです。


akusyu ③ 人的セキュリティー ⇒サービスオフィスのように受付など「常駐スタッフ」がいる場合は、その多くは入居者のビジネス情報等口外禁止など、守秘義務を守るという契約であることが多いです。(気になる場合は、気になる施設に直接問い合わせると確実です)
⇒入居者同士には「モラル」を求める程度で、強い拘束はありませんのでご注意ください。(その為の個室・パーテーション・ロッカー等だと思っていただくとよろしいかもしれません)
※多くの人が共有で利用する空間である為(入居審査などを実施していたとしても)

以上のことから、レンタルオフィス(シェアオフィス)のセキュリティーとは主に「物理的セキュリティー」であることが多いです。

例えばひとくちに「入退出管理をしています」と言っても「カードキーを使ったオートロック管理」や「物理的キーによる管理」や「指紋による個人認証入退室管理」、「人的チェクのみ」などその方法は様々です。
防犯カメラを設置している場合も同様で、「どこまで」を監視範囲にしているか…例えば「ロッカーエリア」や「シェアオフィスの一部」なのか等。

どこまでもセキュリティーレベルを求めるかは、自身やビジネス内容によるところなどで深くは掘り下げませんが、ビジネスにおける「安心」に値する設備を見極めてください。

シェアオフィスプラン
ここからは、レンタルオフィス(シェアオフィス)そのものの商品とは関係はないのですが、それらを利用する「入居者」に関わる個別の技術的セキュリティーについて少しお話させていただきます。

まず、「無線LAN」を利用して仕事をする場合、もちろん提供側からアクセスを許可された限られた人物しか利用できないものだとしても環境の「共有」であることを忘れないでください。

一般的な企業の無線LAN環境であれば接続しているのは「社内」の人間などで、そんなに気にすることはないのかもしれません。
ですが、レンタルオフィス(シェアオフィス)で用意されている無線LANを使うということは「社外」の人とネットワーク環境を「共有」することになります。
セキュリティー対策面でいってしまえば、個々でする対策は「公衆無線LAN」を使う場合と同等のセキュティーが必要とされるわけです。


cafe
実際は時々、レンタルオフィス(シェアオフィス)という物理的セキュリティーに守られた空間で技術的セキュリティーのかかった無線LANで、入居審査などをパスしたビジネスマン同士で同じ空間をシェアしているのだから 「大丈夫」「安全」と、個人でのセキュリティー対策は「自身のパソコンの個人認証のみ」…という方がいらっしゃるのが現実です。

ここで少し「共有無線LAN」を正しく利用するための4つのポイントを。

1. ファイルやプリンタの共有設定の解除
これをしないと、同じLAN環境を利用している他のユーザーから簡単に、あなたのパソコンにアクセスし、ファイルを参照することが可能です。 解除方法は、【コントロールパネル→ネットワークとインターネット→ネットワークと共有センター→共有の詳細設定】で変更します。 Windowsでは「ホーム」「パブリック」でわかれているので、それぞれの用途で設定を解除します。

※これが一番多く、色々な環境下で無線LANを個人的に利用している際も「他人のPCの中身が見える」状態に遭遇することが多々あります。もちろん、私はその中身を覗いたり、抽出したり、はたまた悪用するようなことは神に誓ってございませんが…悪意のある人が見たらと思うと他人のことながらゾッとします。

2. ファイアウォールを設定する
基本的に設定された状態がほとんどですが、念のためご確認を。
設定方法は、【コントロールパネル→システムとセキュリティー→Windowsファイアウォール】で「推奨設定を使用します」とします。

3. ログイン情報などの入力ではSSL通信を利用する
決済情報の入力等の際は、SSL通信を利用することをおすすめします。

4. 他人の提供するWi-Fiを無断で利用しない
オフィス入居者以外のWi-Fiを拾うことも多々ありますが、悪意のあるユーザーが提供していた場合1~3の対策をしていても、セキュリティーホールをついてPCの情報を収集されるおそれがあります。

以上4項目を見直すだけでも情報漏えいのリスクを軽減できますので、レンタルオフィス(シェアオフィス)を利用している方や、検討している方、はたまたお仕事柄公衆無線LANの利用がある方はぜひ活用していただければ思います。

最後に、モバフ新宿アイランドでは「カードキーによる入退出管理」(個室利用者には、さらに別のキーがございます)ならびに施設内の共有空間全域をカバーした防犯カメラ、入居者限定の無線LANならび、有線LAN環境の提供、平日の9-17は受付スタッフも常駐しています。

次回は、少し堅苦しいお話はやめて「レンタルオフィス(シェアオフィス)のドリンク事情とオフィスに適したドリンク」についてお話したいと思います。